2020年度はオンラインイベントを開催しました。

今年度の国際科学映像祭(International Festival of Science Visualization / IFSV)は、従来型のドームフェスタに代えて、オンライン形式でのイベントを行いました。

メディアとしての「VR」利用の先駆者、そしてフルドーム空間を自在にあやつるトップクリエイターの方々をお招きし、多彩なディスカッションを通して今後のメディアの展望を熱く語り合いました。視聴者参加型の「VRChat」体験や、質問・感想のリアルタイム共有も含め、充実した内容でした。(オンラインライブイベントのアーカイブ映像の配信は終了しました。

ブログ更新中 イベント準備の裏側など、実行委員メンバーが気軽にあれこれ綴っています。

IFSV OnlineMeeting 2021 Fulldome meets VR

主催:国際科学映像祭実行委員会
日程:2021年3月14日(日)13:30~17:00 & 20:00~21:00
   2021年3月15日(月)13:30~17:00
開催方式:オンライン・ライブイベント

主なセッション

出演者プロフィール

茂出木 謙太郎Modeki Kentaro
ドーム撮影用ツールDolly360制作者
株式会社キッズプレート 代表取締役
デジタルハリウッド大学 特任助教

デジタルハリウッド大学大学院時代に、360度カメラ専用のRCドリー、Dolly360を制作。SXSWやドイツ見本市などに出品。ウルトラマンVRの撮影や農作物視察用など多くの360度撮影現場にて使用された実績を持つ。

三田村 耕平Mitamura Kouhei
ネットプラネタリウム部
VRコンテンツウォッチャー

科学映像・プラネタリウム番組に憧れ、2018年頃から星空解説生配信や個人製作での360度動画を公開する。昨今のVRブームに乗ってVRコンテンツに注目。「ドーム・プラネタリウムは原初のVRである」との考えに基づき、科学コミュニケーションの新たな可能性を模索している。

大平 貴之Ohira Takayuki
プラネタリウム・クリエーター
大平技研
 代表取締役

学生時代に個人製作で初となるレンズ式プラネタリウムの開発に成功。2004年、「MEGASTAR-II」がギネスワールドレコーズに。家庭用に開発した「HOMESTAR」は累計販売台数130万台を突破。新機種開発、国内外への設置、イベントなど多方面で活躍している。文部科学大臣表彰科学技術賞、IPSテクノロジー&イノベーションアワード2018等受賞。

上坂 浩光Kohsaka Hiromitsu 
監督・CGアーティスト
㈲ライブ 代表取締役

科学映像やCM、ゲーム等の映像など、さまざまな分野の映像制作を行ってきたが、『HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-』の制作をきっかけに、宇宙や生命をテーマにしたフルドーム映像作品を数多く発表し、日本のみならず海外でも数々の賞を受けている。最新作は「HAYABUSA2~REBORN」である。

飯田 将茂Iida Masashige
映像作家

踊りや身体をテーマにドーム映像作品の制作を続ける。玉川大学芸術学部でドーム映像の授業も行う。2020年さいたま国際芸術祭で「double」を発表。2019年Macon Film Festivalで「HIRUKO」がドーム映像部門最高賞受賞。2017年Jena Fulldome Festivalで「AFTER CHERENKOV」が長編部門最高賞受賞。

馬場 ふさこBaba Fusako
映像作家/F-L+FDA(Mille Fiore)

札幌シティジャズ、ホワイトイルミネーション、東京デザイナーズウィーク等へのフルドーム環境映像の提供のほか、国内外のフルドーム映像祭で数々の賞を受賞したアート映像作品を手掛ける。万華鏡や曼荼羅をモチーフとし、美しい色合いとシンメトリックなパターンが彩る独自の技法により、心象風景や美しく情感豊かな世界観の表現を追求している。

KAGAYAカガヤ
フルドーム映像作家、写真家、イラストレーター

宇宙と神話の世界を描くアーティスト。プラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」が全国で上映され観覧者数100万人を超える大ヒット。一方で星景写真家としても人気を博し、写真集「星月夜への招待」等を刊行。写真を投稿発表するTwitterのフォロワーは約80万人。

小林 善紹Kobayashi Yoshitsugu
雑貨団 主宰

劇団みたいなチーム「雑貨団」を主宰し、プラネタリウムでの演劇パフォーマンス「シアトリカル・プラネタリウム」を90年代から制作している。脚本、演出、作曲、炊事なども行う。家が大好きなため、自粛期間中も、公演が全然できない以外はそんなに困ることはなかった。最近プラネタリウム解説員もしている。

タイムテーブル

 3/14(日)午後 13:30~17:00出演者
イントロダクション 趣旨説明、イベント概要紹介 
プラネタリウム業界の挑戦  13:45 – 14:25 
   コロナ禍でのチャレンジ株式会社五藤光学研究所 田中正明
コニカミノルタプラネタリウム株式会社 早崎貴宏、池上信太郎
株式会社アストロアーツ 高野美南海
VRの可能性  14:35 – 15:15 
 

「VRの活用事例と可能性」
「VRChatという表現の場」

茂出木謙太郎(株式会社キッズプレート代表取締役、デジタルハリウッド大学特任助教)
三田村耕平(ネットプラネタリウム部、VRウォッチャー)
クリエイターの描く展望  15:30 – 16:00 
  大平貴之(プラネタリウム・クリエーター、有限会社大平技研代表取締役)
上坂浩光(監督・CGアーティスト、有限会社ライブ代表取締役)
パネル・ディスカッション①「Dome × VR」  16:15 – 17:00

大平貴之
上坂浩光
三田村耕平
茂出木謙太郎

休 憩
 3/14(日)夜 20:00~

出演者

IFSVより 次年度イベントの構想

 

VRChat プチ体験セッション  20:15 – 21:00

三田村耕平
豊増伸治

 3/15(月)午後 13:30~17:00出演者
IFSVより 事務局からの連絡 
映像アートとメディア  13:30 – 14:00 
 
さまざまなメディア形式(フォーマット)と、自身のアート表現に関して(メディアの選び方、活かし方、etc)
飯田将茂(映像作家)
馬場ふさこ(映像作家/F-L+FDA(Mille Fiore))
パネル・ディスカッション②「映像表現とメディア」 
14:00 – 14:30
KAGAYA(フルドーム映像作家、写真家、イラストレーター)
飯田将茂
馬場ふさこ

IFSVより ネットワーキング/コミュニティ創生  14:45 – 15:00

 
パネル・ディスカッション「Fulldome meets VR」 


セッション③  15:00 – 15:45




セッション④  15:55 – 16:40



飯田将茂
上坂浩光
茂出木謙太郎
小林善紹(シアトリカル・プラネタリウム雑貨団代表)

大平貴之
KAGAYA
馬場ふさこ
三田村耕平
IFSVより 「VRChatコミュニティ」有志メンバー募集のご案内  16:45 – 17:00 
  ・「アバター参加」編
・「ワールド制作」編

広橋勝/並木優子(Astrolab)
三田村耕平

スタッフ

総合演出 井上 拓己
進行   田中 里佳
司会   小林 善紹
     佐野 真由美
     田中 里佳
配信技術 寺田 浩之
VRChat  三田村 耕平
     豊増 伸治
会計   高野 美南海
デザイン 佐野 真由美
ウェブサイト 広橋 勝
映像編集 並木 優子

音楽   齋藤 忠志(DEEP FIELD)
特別出演 平井 明

国際科学映像祭
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